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MCS400 CalPanel は、最も多目的にご利用頂ける ECU キャリブレーションツールで、その高い処理能力と
レスポンスにより
ECU マップのスムーズなキャリブレーションが可能です。

特に、
ECU のキャリブレーション時にある一つのパラメーター等変数を変更した結果、他の値がその影響を受けて
変動するシビアな調整ケースにおいて、
MCS400 CalPanel のロータリーエンコーダーで割り当てられている変数を
瞬時に補正できますので、より安全・速やかに
ECU のキャリブレーションが行えます。
(MCS400 CalPanel を 2 台カスケード接続することで、最大 6 アイテムまで同時にキャリブレーションが可能です)

さらに、あらゆるソースからの様々な信号を、10MB/s の速度で最大 4GB まで、いつでも消去可能なリングバッファ上に
記録できます。
LAN または、 USB2.0 でのレコードデータの受信速度は 300MB/分で、わずか数秒間で全体の
レコーディングデータをアップロードし、プレビューが可能です。

また、フェールセーフ機能を持っておりますので、電源の瞬間停止状態が生じたとしても、電源が復帰時に自動的に
レジューム機能が動作します。
 

標準で以下の機能を統合化しています。

ECU のモニター、キャリブレーション機能 (CAN バスのモニター・解析機能を含む)
長時間のデータ記録機能 (Drive Recorder)
ラピッドプロトタイプ (RPM) 機能
 


パワフルなプラットフォーム:

MCS400 は、標準で 760 MIPS (million instructions
per second) のハイパフォーマンスを有しておりますが、
ご要望に応じて、マルチプロセッサー仕様に変更する
事も可能です (MPC5200)。
オンチップのダブルプレシジョン FPU と VxWorks 5.5
 リアルタイム OS の採用により、ラピッドプロトタイプ
アプリケーションを同時に動作させるのに適した、
理想的なプラットフォームを構成しています。

ラピッドプロトタイプ機能:
MCS400 は、標準で @Source-Lite、
Matlab®/Simulink ® のプラグインモジュールとの
統合化を図っておりますので、 モデルベースの
ターゲット アプリケーションを容易に作成できます。
 
 
テクニカルデータ
400 MHz フリースケール MPC5200 Power PC (760 MIPS)
オンチップ デュアルプレシジョン FPU、 128 MB RAM 搭載
VxWorks リアルタイムオペレーティングシステム
寸法 (mm): 200L x 200W x 104H
動作保証温度範囲: -40 ~ +85
動作保証電源電圧: +4V ~ +60V (過電圧保護回路内蔵)
ハイスピード 8 GB フラッシュドライブ
表示器と入力デバイス
太陽光の下でも視認できる 254 x 32 高輝度 VFD (蛍光表示管) 搭載
プログラム可能な 3 エンドレスロータリーエンコーダー
オプション
CAN 2.0B 拡張モジュール x 2
FlexRay 拡張モジュール x 2 (現時点では、フリースケール MFR4200 ベース、 MFR4300 については準備中)
マルチモード シリアルポート x 2        
以下のオペレーティングモードをサポート:
 ・ JTAG Master
 ・ ルネサス アドバンスド デバッグ プロトコル (AUD / H-UDI / RTD)
 ・ Infineon オンチップ デバッグ サポート (OCDS)
 ・ メモリーエミュレーター POD へのインターフェース
 ・ ultra-fast analog 装置へのインターフェース
搭載インターフェース
1 x LAN 10/100 Base T イーサネット
1 x USB2.0
1 x RS-232C
2 x CAN 2.0B、 max. 1 Mbps
ネットワーク機能
DHCP サーバ、または、固定 IP アドレスをサポート
自動 MDI / MDIX 切り替え
CAN および CCP 機能
最大 20 セットの ECU を同時に CCP、 あるいは、XCP でキャリブレーション、モニター、データ収集が可能
CCP、あるいは、XCP での ECU フラッシュプログラミング
CAN データの収集とバスモニタリング
ソフトウェアでの CAN バス終端抵抗設定
主な用途
テストセルでのキャリブレーション
モータースポーツ等ハイパフォーマンスエンジンのキャリブレーション
主な利点
エンドレスロータリーエンコーダーでのスムーズなキャリブレーション
PC と切り離しても単体でキャリブレーションを実行可能
もう 1 台のユニットをカスケード接続することにより、最大 6 変数を同時にキャリブレーション可能
簡単な環境設定
リーズナブルな価格