ホーム / Gredi V4
 
 
All-in-one

ECU アプリケーションソフトウェア Gredi は、以下の主要な機能をシンプルなフレームワークに統合化しております:

   ・ クランクアナライザー  (クランク角度に同期して、データ収集・解析等が行えます)
   ・ CAN バスデータのモニター・解析 (CAN メッセージのトレース機能)
   ・ XY ダイアグラム・オシロスコープ等リアルタイムでの数値・グラッフィック表示
   ・ DriveRecorder 機能 (実車上等での長時間におよぶデータ記録、および、その評価・解析)
   ・ ECU マップとパラメーターのキャリブレーション、およびそのデータの比較、レポート、転送機能
   ・ ECU プログラムとデータメモリーのフラッシング
   ・ 最大 20 セットの ECU モジュールとの同期通信

 
Slim and easy to use
Gredi は、Windows OS 上で動作する、ECU データのモニター、キャリブレーション、評価・解析機能を統合化したユーザー
フレンドリーなインターフェースソフトです。
Gredi ソフトウェアは、MCS シリーズ製品パッケージに標準で 1 ライセンス付属しております。
クランクアナライザー機能  
従来の時間軸ベースのみではなく、クランク角度ベースで、データ収集や評価等が行えます (MCS400EC に標準搭載)。


 
CAN バス信号のモニター・解析機能  
CAN メッセージのトレースが行える “イベントモニター” 機能を標準で搭載しています。
メッセージの送受信時間の表示は、絶対時間、あるいは、送信間隔いずれかでの時間表示が行えます。
画面上でトレースしているデータは、
ASCII 形式へのエキスポートもできます。




Gredi ソフトウェア上より、任意の CAN ID に対し、一度だけ、あるいは、周期的に任意指定のメッセージを
送信することもできます
(Gateway 機能)。
XY ダイアグラム
XY ダイアグラムをご使用頂く事で、“パワーカーブ” や他の時間軸を基準にしない、ダイアグラムチャートの作成ができます。
また、XY ダイアグラムはリアルタイムでの動作点モニターとしてもご利用頂けます。



ダイアグラムチャートは、エンジン回転数等連続的な全ての動作ポイントや、その際に測定される値をもとに作成されます。
(最大 4 つのアイテムを Y 軸に表示できます)
また、“リファレンスファイルの読込み” により、リファレンスデータと現データの比較が行えます。
DriveRecorder
DriveRecorder は、実車上での試験や開発段階におけるフライトレコーダーの様なものです。
セットアップはいつでも容易に行えます: 例えば、オンラインで記録したい ECU のデータ項目をマウスでダブルクリックすることで、
記録対象としてのタグが付加され、すぐに記録を開始できます。MCS5/400 は、ECU の記録対象項目をフラッシュドライブ上に
保存します。DriveRecorder でデータを記録している際は、PC との接続を切り離しても大丈夫です。
記録が完了した後に PC へ再接続し、Gredi 上でデータをアップロードの上、データの評価・解析とファイルへの保管ができます。
トータルコストの低減
Gredi ソフトウェアは、MCS5/400 をご購入頂く際、製品パッケージの一つとして含まれておりますので、別途ご購入頂く必要は
御座いません。高価なメンテナンス契約のご締結を頂くことなく、お電話・電子メールでのサポートを無償でご提供致しますが、
別途 Gredi 年間ソフトウェア ライセンスサポート契約をご締結頂ければ、ユーザー様に対し魅力的なサポートをご提供します。

カスタマイズも可能ですので、詳しい内容、お見積につきましては、お問い合わせ下さい。
高度なエラーハンドリング
Gredi の高度なエラーハンドリングにより、ECU がリセットされた場合、Gredi  はキャリブレーションデータを ECU 内に
復元・再構築します。 Gredi が ECU 定義ファイル (ASAP2) を検査の上読み込んだ時、もしある値が範囲外、あるいは、
正確ではない場合、Gredi  は警告を発し、エラーの生じているラインを画面上に表示します。
この様に ECU 定義ファイルのエラーチェックは厳密に行われ、可能であれば自己回復を試み、回復不可能なエラーであれば、
あいまいなシステム動作を防ぐ為その内容を画面上に表示します。
20 セットの ECU モジュールとの同期通信


Gredi のインターフェース能力により、CAN バスや
マルチモードシリアルポートを通じて、最大 20 の
ターゲットデバイスやモデルと同期通信ができます
ので、ECU のみではなく、データ収集サブシステム
やラピッドプロトタイプモデルの制御、モニター、
キャリブレーション等が行えます。

ネットワーク機能
プラングアンドプレイ による IP 環境設定 :

MCS5/400 は、DHCP サーバやクライントとして動作でき、プラングアンドプレイでの IP 環境設定を採用しておりますので
既存ネットワークに容易に接続できます。
また、MCS5/400 は、MDI/MDIX 自動選択機能を有しておりますので、ストレート / クロスネットワークケーブルのいずれでも、
直接 PC のネットワークポートにプラングインするのみで、ご使用頂けます。
さらに、任意の IP アドレスを MCS5/400 に割り当てることもできますので、社内ネットワーク上から MCS5/400 を運用する
のみでなく、インターネットを経由する WAN 接続での運用も可能です。
MCS ナビゲーターによる簡単なポイント&クリックでの MCS ユニット選択


複数の MCS5/400 が接続されていても、Gredi 上
から容易にネットワーク操作ができる様、Gredi は
接続されている全ての MCS5/400 ユニットと ECU を自動認識し、ポイント&クリックで簡単に対象を
選択できるグラフィカルなナビゲーター画面を有しています。
業界標準をサポート
Gredi は、業界標準である ASAP2 (ASAM-MC2) ECU 定義ファイル (.a2l)、インテル Hex (.hex) やモトローラ S-Record (.s19)
データファイルをサポートしています。また、ECU のコミュニケーションモニタリング用として、CAN データベースファイル (.dbc) も
サポートしておりますので、ECU からのデータと CAN 装置からのデータを一元管理できます。
Gredi と MCS5/400 の DriveRecorder をご使用頂くことで、長時間のデータ記録とそのデータ解析における圧倒的な利便性を
ご享受頂けます。 Gredi は、内蔵の ASAP3 プロトコルを経由してテストベッドシステムと接続する場合においても、ハイレベル
な ECU データへのアクセスをご提供します。
レガシィ サポート
Gredi は、旧バージョンでサポートしておりました ".rob" 形式の ECU 定義ファイルや、キャリブレーションデータ (.bin)、
レコーダーデータ (.rec) もサポートしております。旧データのアップデート用として、”.rob” ファイルの ASAP2 定義ファイル
フォーマットへのエキスポート、”.rec” ファイルの Measure Data Format へのエキスポートをご提供します。
キャリブレーションデータ比較機能
キャリブレーションデータ比較機能により、4 つまでの
キャリブレーションデータファイルを比較し、その異なる部分をビジュアルに表示できます。
異なる ECU 定義ファイルでも、物理モデル
(エンジニアリングモデル) を経て比較できます。
比較結果はスクリーン上で確認でき、印刷や異なる
フォーマットへのエキスポートも可能です。
Gredi を閉じる際、キャリブレーションデータが変更されていると、ユーザーの方に変更を許可するか破棄するかのメッセージ画面を
表示します。その画面上で変更点の参照・確認を選択されると、自動的にキャリブレーションデータを画面上に表示し、変更された
点へジャンプし、変更された点をカラーで表示します。
この機能により、全ての変更点を一望でき、エレメント毎に変更された値を受け入れるか破棄するかを指定できます。

キャリブレーションデータリスティング機能
キャリブレーションデータリスティング機能により、エレメントファイルのリストを作成できます。
キャリブレーションデータ転送機能
キャリブレーションデータの転送機能により、任意のキャリブレーションデータ転送先へ転送できます。
ECU フラッシュプログラミング機能
フラッシュプログラミング画面上で、ECU データと
フラッシュファイルデータのプログラミング状況が
確認できます。